悩んだら患者層が異なる整形外科で働こう

看護師が整形外科で働いているときに患者とのやり取りがうまくできずに悩む場合があります。典型的なのは高齢者ばかりで話のペースや話題を合わせるのが大変だったり、反対に若い世代が多くて世話が焼けたりするケースです。

整形外科のクリニックでは立地によって患者層に偏りがあることが多くなっています。学校が多い地域では部活動などで怪我をした生徒や学生が患者として来院することが多いですが、古くからある住宅街に近い場合や病院の門前クリニックの場合には高齢者の患者が中心になるのが一般的です。このような患者層の違いによってやり取りのしやすさには差があるので、悩んだときは転職して患者層が異なる病院やクリニックで働いてみましょう。

転職するときにはどういう患者とコミュニケーションを取りやすいかをよく考えるのが大切です。高齢者に対して苦手意識があるけれど、子供たちとの触れ合うのは得意だというのなら小学校などの近くにある整形外科を探すのが良いでしょう。若い世代とはやり取りの仕方でいつも困ってしまうけれど、介護施設で働いていたことがあって高齢者なら問題ないという場合には古い住宅街を選ぶのが適切です。世代に偏りがあるクリニックの方が自分に合う患者層を選べるメリットがあります。ただ、病院を選ぶと幅広い年齢層の患者が集まるので、得意な人も苦手な人もやってきます。スキルアップにはなりますが、やはりやり取りの苦労が絶えない可能性があるため、クリニックを選んでおくのが無難です。